息子は・・・

息子は3月25日朝の6時39分
天国に召されました。

11月2日の手術から始まった
息子の闘病生活

良性と診断されていたのに
実は悪性でした。

2月15日に再入院

最新の検査をし続けても
何回も病理検査しても
出てこなかった悪性ガン細胞「らしきもの」が出たのが
意識を失った3月14日でした


本当の原因が突き止められたのは亡くなる2日まえでした


時既に遅く
それに効果が有るだろうという抗ガン剤を1回だけ打って
ガン細胞に一矢をむくいて
そして11日目に亡くなりました。


息子の体は病理解剖されました。
病院から申し出があったとき
私たちはすぐにOKしました。

非常に珍しいタイプのガンでしたから
息子の死を無駄にしたくなかったのです。
それが息子の遺志でもあると確信できたから・・・

病名は

悪性縦隔腫瘍

それもかなり珍しい型ということで
ものすごく早い転移と細胞分裂を繰り返す
症例があまりないガンでした


未だに信じられない思いでいっぱいです。

呼吸器を外した息子の顔は
周りが驚くくらいニッコリと微笑んだ顔でした。


長い間・・・

大学を卒業して10年

別々に暮らして

病気になって戻ってきた息子
発病してから亡くなるまでの5ヶ月は
この子は痛い想いはしたけれど
家族らしく過ごすことができた
これだけが今の私たちの救いです。

亡くなってまだ数日

涙は次々と枯れることもなく流れます。

皆に愛された息子

意識のない息子に逢いたい

そう言って
遠方からも何度も何度も逢いにきてくれた数々の友達
地元の友達は息子が一人になる時間もないくらい
何人も何人も逢いに来てくれました。

男泣きに泣いてくれた上司の方々
部下の方々

皆さん親の知らない息子の姿を泣きじゃくりながら伝えてくれる
どんなに大切でかけがえのない男だったかと・・・

「次の世界へ○○を送る会」

そういうコンセプトでと葬儀社の人に頼みました

通夜

葬儀

斎場まで

帰らずに来てくれる人人人・・・・

墓はどこにあるのか

法事はと・・

いつまでも一緒にいたいと言ってくれるこんなに多くの人たちに支えられた10年だったんだなぁと

親として誇らしく
嬉しくもあり
また悲しくもあり・・

たった30年しか生きられなかったけど
その倍も倍も倍も・・
一生懸命に生きた息子であったのだと
その方達から教えて貰いました。

悲しみの実感はこれからおいおいに深くなって行くのだろうと思うけど
それでも生きたかった息子のことを思えば
元気にならなくちゃね。

祭壇の前に座れば
恥ずかしそうに微笑んだ息子が

「母さん、もう泣かんでもええで~~」

そう言ってるような気がします。



「母さんまだ涙がいっぱいあるけんねぇ」

この記事へのコメント

nanamama
2010年04月09日 21:33
ずっとブログが更新されていなかったのですごく心配してました・・・
息子さんと私は同じ歳ですね・・・
実は私も10月30日に骨の中の腫瘍の摘出手術をしました
私はほんとに運が良くて良性だったので、今こうして生きています

息子さんは本当にたくさんの方に大切にされていたんですね

すごくいい方だったんですね

私も再発の危険性がゼロというわけではないそうなんです・・・

でも、息子さんのようにたくさんの人に惜しまれて泣いてもらえるような人間になれるように、一生懸命生きたいと思います

どうかおたまさんもお体を大事にしてください

大事な息子さんが亡くなられてので涙は止まらないでしょうが、いっぱい泣いてまたいっぱい笑えるようになってくださいね

息子さんのご冥福を心よりお祈りしております
pochitoconejo
2010年04月18日 17:55
素敵な息子さんですね。
たくさんの人が死を惜しんでくれるのは、本当に息子さんの人柄の良さを表していると思います。
人から愛されるのは、簡単なことじゃないですもの。
息子さん、今度はおたまさんの中で生き続けるのですね。
私も母なので、おたまさんの痛みを想像すると怖いくらい・・・。
おたまさんの涙が枯れることはないかもしれないけれど、お体にはお気をつけて。
おたまさんに少し元気が出てきますように。
おたま
2010年04月19日 15:50
☆nanamamaさま
コメントありがとうございました。
ブログどころではなかったので
ごめんなさいね。
亡くなってまだ一ヶ月が経ちませんが
泣いてばかりいた状態から
すこしずつ元気になってきました。
生きていくと言うことは
辛いことです。
でも宿命を全うするまでは死ぬことも出来ない

どのくらい修行すれば良いのかわからないけど生きていくしかないのですね。
nanamamaさんも、大変だったんですね。くれぐれもお体たいせつになさってね。ありがとう。
おたま
2010年04月19日 15:58
☆pochtoconejoさま

ありがとうございます。
息子から教えられたこと、いっぱいあります。
命に限りが有ること、理不尽なことがいっぱいあってもやっぱり日々の営みは滞ることなく続いて行くのですね。
子供が元気で生きていく。子供の未来を夢見ることができるから親は苦労しても何てことないんですね。
このたびの息子の生き様から倍近く生きてきた私や家族は息子から実に多くのことを教えて貰いました。息子の親孝行はそれだったのだと気がつきました。涙はまだ枯れることはないけれど、息子は私や関わってくださった方、みんなの心の中で永遠に生き続けていくのですね。
ご心配をおかけしました。